ヒアルロン酸注入はお肌の膨らみが足りない部分へヒアルロン酸を注入し、ボリュームアップや輪郭形成を行う施術です。注入する部位によって、老化によりハリを失ったお肌をふっくらとさせ、シワやたるみ・へこみを改善するアンチエイジング効果のほか、輪郭やパーツの形成を行う整形効果も得られます。メスを入れない施術のうえ、最短で5分程度と手軽に行える「切らないプチ整形」として世代を問わず人気を博している施術です。
顔全体のシワの改善や顎・鼻筋、フェイスライン、唇の形成など注入可能部位は多岐に渡り、患者様それぞれのお悩みに合わせて適した製剤を適量のみ注入することで、イメージに合わせた修正が可能となりました。メスを入れないため傷が残らず、ダウンタイムも数日～1週間と短く、メイクアップで隠せる程度で済むのが特徴です。皮膚に直接注入するため即効性に優れており、施術を受けたその日から効果を実感していただけます。

ヒアルロン酸は元来、動物の粘性分泌液から得られた「グリコサミノグリカン(ムコ多糖類)」と呼ばれる物質であり、高い粘性と弾性を持っています。保水力に優れており、その力は1gで6Lもの水をキープできるほど強力です。人間の体にもともと備わっている成分であり、最終的に体内へ吸収されるため注入剤として安全であるとされています。体内のヒアルロン酸は目や心臓など多様な箇所に含まれていますが、そのうちの約50%は肌の奥にある真皮に多く含まれており、皮膚の乾燥を防ぐ役割を担っています。皮膚内には肌構造を支える「コラーゲン」と、コラーゲン同士を繋ぎとめる「エラスチン」があり、その隙間を埋めているのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸があることで真皮内に水分をしっかり保つことができますが、20代をピークに減少していくため加齢とともに肌のハリがなくなり、表面も乾燥してしまいます。そのため生じてしまった頬やフェイスラインのたるみやシワに、ヒアルロン酸を注入することでみずみずしく潤いのあるお肌への改善が見込めます。また、ヒアルロン酸の膨張効果を利用してパーツの形成を行うこともできます。柔らかい製剤を使用することで涙袋や唇といった動きの多い箇所を整形したり、硬い製剤を使用して鼻筋や額、顎といった部位を整えることも可能です。
ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されていきますが、繰り返し注入することでその周囲にコラーゲンの膜が生成され、吸収を遅らせることが可能です。最初に注入したときはすぐに吸収されてしまっても、継続して注入することで持続期間が伸びていきます。適切な注入量や注入時期は医師にご相談ください。

ヒアルロン酸注入を行う際のクリニック選び

最近では、ヒアルロン酸を希釈して注入することにより価格を下げた悪質なクリニックも存在します。生理食塩水や麻酔で薄めてしまうと持続期間が大幅に減少するため、施術後すぐに再注入が必要になることになりかねません。
当院では各メーカーの純正品を他の患者様の施術での余り物を使用したり、希釈等を行わずそのまま注入している証明のため、新品のヒアルロン酸を患者様の前で開封して施術いたします。また患者様の安全を第一に考え、1部位ごとにマイクロカニューレ(針)を取り換え、余ったヒアルロン酸製剤は破棄することで感染症の予防に努めます。

施術経験の浅い医師による施術では、注入量を見誤ってしまい思った通りの仕上がりにならない可能性があります。当院では経験豊富な医師が患者様ひとりひとりのイメージをお伺いし、適切な製剤と注入量をデザインし施術いたします。「初めてなので少量から試したい」「表情を自然に見せたい」「より強力なボリュームが欲しい」などのご要望はカウンセリング時に遠慮なくご相談ください。

当院のヒアルロン酸は患者様のご要望やご予算に合わせ、米国のAllergan(アラガン)社が製造しているJuvederm Vista®(ジュビダームビスタ)、GENOSS(ジェノス)社のMONALISA(モナリザ)、韓国のmedytox(メディトックス)社のNewramis®(ニューラミス)をご用意しております。
どの製剤も麻酔入りとなっておりますが、ご希望の方には別途で麻酔薬の準備もございます。特別痛みに弱い方などはカウンセラーや医師にご相談ください。