目の下クマ・たるみ取り(経結膜脱脂術)
目の下クマ・たるみ取り(経結膜脱脂術)で
期待できること
- 目の下のたるみの改善
- 表情のイメージアップ
- 目の下のくぼみの改善
- クマ取り施術後の再発、しこりの修正
クマの種類
経結膜脱脂術は、まぶたの裏を小さく切開し、脂肪を除去することで目の下のクマを取り除く施術です。下まぶたの皮下に飛び出してしまった脂肪をバランスよく除去することで、老け見えに繋がる目の下のたるみをなだらかにし、影ができないように高低差を減らします。下まぶたの内側(粘膜)を切開するため傷も目立たず、施術時間も15分程度と手軽にアンチエイジングを行うことが可能です。
目の下に生じるクマには大きく分けて3種類あり、血行の悪さから来るうっ血が原因の「青クマ」、目を擦ることや日々のメイクで生じた色素沈着が原因の「茶クマ」、そして眼窩脂肪(がんかしぼう)の膨らみによってできる影が原因の「黒クマ」です。加齢や疲れ目など、原因が重なることで複数のタイプのクマが同時に現れている場合も多いため、それぞれ原因を特定しながら処置を行っていくことが大切です。経結膜脱脂術では黒クマの改善が可能なため、まずはご自身のクマが該当するかどうかをご確認ください。
青クマ

症 状 |
血行が悪く、うっ血した皮下組織や毛細血管が薄くなった皮膚から透けて見えている →皮膚を下に引っ張ると薄くなる |
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原 因 |
・血行不良、冷え ・寝不足、目の疲れ |
適 応 |
・生活習慣の改善 ・睡眠不足の解消 ・スネコス注射 |
「青クマ」は皮下のうっ血が青黒く透けて見えるクマで、皮膚を下に引っ張ることで薄くなるのが特徴です。血の巡りが悪くなり、うっ血した皮下組織や血管が薄くなった皮膚から透けている状態で、加齢、寝不足、冷え、貧血などが主な原因です。血管生活習慣を整え、睡眠不足の解消・冷えの解消・スマートフォンなどで目を酷使しない、などのセルフケアを行っていくことで改善が期待できます。
目の下の皮膚を下に引っ張ると同じようにクマも移動していく場合は、メラニン色素の定着が原因の「茶クマ」である可能性が高いです。シミと同じようにセルフケアを行ったり、美容クリニックでレーザー治療や外用薬を処方してもらうなどの治療が効果的です。ただし、レーザーの種類によってはクマが悪化する場合もあるため、医師の診察や相談を受けた上で治療を受けることをおすすめします。
経結膜脱脂術が適応になる「黒クマ」は、上を向いたり横に引っ張ると薄くなるクマを指します。目の下にたるみやくぼみが生じ、クマ型の黒い影ができることから黒クマと呼ばれています。この目の下のたるみの原因は、加齢や眼精疲労による眼球の下降によって起こる脂肪の突出です。目を取り囲むように蓄積した眼窩脂肪が眼球に押し出され、目の下へと飛び出すことでたるみとなったり、黒い影として現れます。この膨らみは「目袋」と呼ばれ、加齢によって自然に起こる現象ではありますが、生まれつき眼窩脂肪が多い方や、疲労によって皮膚や目元の筋力が低下し若くてもたるみが生じる場合が多くあります。「疲れて見える」「年齢より老けて見える」「常に不機嫌そうに見える」など大幅な表情のイメージダウンに繋がる症状で、「影クマ」「疲れクマ」「老けクマ」などとも呼ばれ、老若男女問わない悩みとしてご相談いただくことが多い症状です。
黒クマは脂肪が下方へ移動してしまった状態のため、マッサージなどのセルフケアで解消することはほぼ不可能とされています。脂肪で生じた膨らみはコンシーラーでも隠すことが難しかったり、涙袋が出にくかったりとメイクでお悩みになる方も多くいらっしゃいます。反対にたるみを取るだけで一気に若々しい印象を与えることもでき、効果も半永久的に持続するため、表情のイメージアップやアンチエイジングとして大きな効果をもたらす施術です。また、加齢が原因の場合は同時に目袋の下がくぼんだり、痩せたりした状態が併発していることも多く、同時にボリュームアップ施術を行うことで若々しくツヤのある目周りへ改善することが可能です。


目の下クマ・たるみ取り(経結膜脱脂術)の特徴
経結膜脱脂術は、まず目の下のたるみの状態を確認し、医師が完成型をデザインの上、切除する脂肪量を決めていきます。どの程度の脂肪が溜まっているかは人によってさまざまであり、除去しすぎたり残ったりしないよう丁寧にチェックいたします。眼窩脂肪を除去しすぎるとくぼみが生じたり、反対に残ってしまうとたるみも残ったり、再発に繋がってしまうため、お一人お一人の目に沿った施術を医師自らオーダーメイドでデザインさせていただきます。
膨らみがどの程度あるかを確認したら、下まぶたの裏側からメスで結膜を1cm程度切開し、眼窩隔膜から脂肪を切除していきます。眼球の保護と電気メス(電気を流し、温度上昇やスパークのエネルギーを利用して組織切開や凝固を行う外科用メス)での止血を行いながら、目頭側・中央・目尻側の3ブロックに分けて脂肪を切除し、たるみの原因を取り除きます。止血後の粘膜は治癒力が高いため、個人差はありますが1週間程度で自然と傷口は塞がります。治癒していく過程で眼窩隔膜の組織が頑丈になり、眼窩脂肪が再び飛び出さないよう壁の役割を果たすため、経結膜脱脂術の再発予防にもなり半永久的にクマ取りが完了します。眼球を傷つけるような縫合処置はしないため、抜糸の来院も不要です。
また、小さな切開のみで行う施術のためダウンタイムが短いのも特徴です。腫れは3日程度、内出血が起こった場合もメイクで隠せる程度がほとんどです。当日中にシャワーも可能ですが、できるかぎり傷口を濡らさないようご注意ください。


他院修正
L&Gクリニックでは、他院でクマ取りをした後の修正施術も行っております。「クマ取りを行ったが再発してしまった」「脂肪の取り残しがあって満足できる結果ではない」「しこりが生まれてしまった」など、お悩みに合わせて再施術を行います。以前に行ったクマ取り施術の方式や経過時間、お悩みなどをお聞かせいただき、満足のいく目元へ修正させていただくため、お気軽にご来院ください。
コンビネーション治療
経結膜脱脂術(クマ取り)+ヒアルロン酸注入
眼窩脂肪を除去後、くぼんだ場所にヒアルロン酸を注入することでよりなめらかな目元へと導きます。もともと目の下にくぼみのある方は、経結膜脱脂術を行い膨らみを取り除くことで更にくぼみが目立ってしまうため、フラットな状態を作り出すには同時にくぼみへボリュームアップを行うことが大切です。ヒアルロン酸注入のメリットとしては、ごく少量から注入量をコントロールできるため仕上がりが美しく、ぼこつきのない目元が完成します。下まぶたから頬への盛り上がりへ自然に繋がることで目周りが明るく、メリハリも生まれるためおすすめのコンビネーションです。ほうれい線やマリオネットラインなどへの注入を行うことで、顔全体の大きなシワ・たるみを改善していくことも可能です。
経結膜脱脂術(クマ取り)+脂肪注入
眼窩脂肪を除去後、くぼんだ場所に脂肪を注入する施術です。患者様ご自身の脂肪を分解し、不純物を取り除いたあとにくぼみへ再注入することで目元の立体感をアップさせることができます。脂肪注入を行う場合、経結膜脱脂術のみの場合より腫れが大きくなってしまうため、施術直後に大きな予定がある方は施術をお断りする場合がございます。
経結膜脱脂術(クマ取り)+スネコス注射
脂肪を除去したことで目立ちやすくなった小ジワへスネコスを注射し、コラーゲン生成による肌のハリをアップさせます。また、スネコス注射によりもたらされた肌の厚みにより、皮下のうっ血が透けて生じる青クマを改善することも可能です。黒クマと青クマの合併症状の改善や、より効果の高いアンチエイジングが実現します。
経結膜脱脂術(クマ取り)+ボトックス注射
脂肪を除去したことで目立ちやすくなった小ジワへボトックスを注射し、シワのない肌へ導くコンビネーションです。また、額や顎・首など年齢が出やすい部位にも同時に注入することで、目周りだけではなく顔全体の若返り効果が期待できます。
施術時間 | 15分程度 |
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麻酔 | 局所麻酔(針を刺す時のチクリとした痛みあり) |
起こりうる副作用 | 腫れ、まれに内出血 |
ダウンタイム | 約3日間 |
施術後の処置 | 当日から洗髪・シャワー可能/翌日からメイク・洗顔可能 |
施術当日の車の運転はお控えください。術後一週間はコンタクトレンズの使用ができないため、視力の弱い方は眼鏡を持参してお越しください。
腫れが気になる方は、目元を隠すサングラスなどをご持参ください。また、施術当日はテレビ・本・スマートフォンなど目を酷使する行動は避け、お休みください。